2015年12月2日
第2回チームクリニック・座学 in 岩手・水沢ユナイテッドFC
2015年11月28日(土)、29日(日)の2日間にわたり、岩手県の水沢ユナイテッドFCにて7月に引き続き2回目となるチームクリニックおよび座学を実施いたしました。
寒波の影響で雪も心配された当日ですが、最終的には天気にも恵まれ、今回のクリニックが初めてとなるU-9に加え、U-11、U-12、そしてU-14の選手を対象に、ふれあいの丘公園多目的グラウンド(天然芝)にてトレーニングを行いました。
また28日には、U-12選手、そして14選手を中心に、ジュニア年代で身に付けるべき守備のコンセプトに関する座学を実施し、選手たちはトレーニングや試合で意識するべき大切なコンセプトについてイラストや動画を見ながら学びました。
今回のクリニックおよび指導者講習会で行ったトレーニングテーマは、下記となります。
【11月28日(土)】
◆トレーニング
[U-9カテゴリー]
テーマ:認知 + ボールプロテクト
[U-11、U-12カテゴリー]
テーマ:認知 + パスと前進
28日は、サッカー選手としての身体の使い方を学ぶ「コーディネーション」、サッカーサービスが最も大切なもののひとつとして考える周りの状況を把握する「認知」、そして各カテゴリーの特徴に合わせた今身に付けるべきコンセプトについてトレーニングが進められました。
どちらのテーマにおいても、相手選手や周りの状況に合わせて、最適なプレーを考え選択するためのプレー基準について、フリアンコーチによる多くの質問を通しながら進められました。
U-9カテゴリーでは相手選手からボールを守り、攻撃を継続するための攻撃的個人戦術「ボールプロテクト」について、そしてU-11、U-12カテゴリーでは、「いつパスを出し、いつボールを前に運ぶか」の判断について、取り組みました。
サッカーサービスのトレーニングが初めての選手や、前回に引き続き2回目の選手もいる中で、選手たちがフリアンコーチの問いかけを意識しながらプレーをしている様子が見られました。
◆選手向け座学
テーマ:「U-12年代で身に付けるべき守備的戦術とその理解」
対象 :水沢ユナイテッドFC U-12、U-14選手
夜に行われた座学には、U-12カテゴリーの選手、そしてU-14カテゴリーの選手が出席し、ジュニア年代で身に付けるべき「守備的戦術」について進められました。座学ではイラストやプロ選手たちの動画を用いながら、1対1のディフェンスや、マーク等、選手一人ひとりが意識すべき守備的コンセプトが細かく解説され、今まで特別に習う機会の多くなかった内容に、選手たちも集中して耳を傾けていました。
◆トレーニング
[U-9、U-11、U-12カテゴリー]
テーマ:認知 + 1対1のディフェンス
[U-14カテゴリー]
テーマ:認知 + マーク
2日目となる29日は、全カテゴリー今冬に開催するウィンターキャンプでも取り組んでいく、“守備的個人戦術”についてトレーニングを行いました。U-9、U-11、U-12カテゴリーは、ボールを持った選手に対する「1対1のディフェンス」を。そしてU-14カテゴリーでは ボールを持っていない相手選手に対する「マーク」をテーマにトレーニングを行いました。特に前日の座学に参加した選手たちは、耳で聞いた大切なポイントを実際に頭で考え、そして体を使って実践することで、複雑なコンセプトも非常に良く理解し、プレーに表わすことができていました。
特にどの選手も周りの状況を認識することに徐々に慣れてきており、よりプレーがしやすくなる適切な判断をすることができており、その変化にコーチ陣が驚いている姿が印象的でした。
また、コーチの方々もお話されていた今まであまり取り組んできていない「守備」に関するトレーニングでも、選手たちは今まで感覚で行ってきていた一つひとつのプレーを、考えながら行っている様子を見て取ることができ、保護者の方々、そしてコーチの方々も非常に喜んでいらっしゃいました。
選手たちもとても楽しそうに、そして積極的にトレーニングに臨んでくれたお陰で、私たちにとっても非常に素晴らしいトレーニングとなりました。
水沢ユナイテッドFC U-9の選手たち
水沢ユナイテッドFC U-11の選手たち
水沢ユナイテッドFC U-12の選手たち
水沢ユナイテッドFC U-14の選手たち
今回、再びサッカーサービスチームクリニックおよび座学を開催頂いた水沢ユナイテッドFCをはじめ、参加してくれた子どもたち、サポートして下さった保護者の方、本当にありがとうございました!
次回、皆さまにお会いできることを楽しみしています!