2016年2月10日

指導者クリニック2015-2016冬 実施レポート

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サッカーサービスは2015年夏に引き続き、「指導者クリニック2015-2016冬」を実施しました。今クリニックでは、横浜会場 [2015年12月28日(月)・29日(火)] 、そして東京会場 [2016年1月4日(月)] にて、2つの異なるテーマについて実施し、サッカーサービス指導者クリック初の試みとなるワークショップ形式も実施し、更に新しい角度からより理解を深めていただきました。

「指導者クリニック2015-2016冬」実施内容

◆横浜会場

テーマ:
日本トップ選手のプレーから見る、守備における日本の育成年代の問題点と課題 


①2015年12月28日(月):講義形式

横浜会場では、日本代表やJリーグでも課題と言われている「守備」について取り扱われました。

実際に日本のトップレベルの選手によるプレー映像や試合データを基に、選手やチームが抱える具体的な問題点を明らかにしていきました。そしてそこから見えてくる日本が抱える課題、育成年代においてこそ身に付けておくべきコンセプトや戦術について、またそれらの課題を改善するためのトレーニングメニューや、指導者として意識すべきことについてもサッカーサービスコーチより解説が行われました。

日本のトップレベルの選手たちでさえも犯してしまいがちな守備的ミスや改善点など、大人になってからでは手遅れになってしまうこれらの問題点を目の当たりにし、参加者の方々の真剣な表情が印象的でした。


②2015年12月29日(火):デモンストレーション形式

12月29日には、横浜みなとみらいスポーツパークにて、前日28日に行われた講義形式を基にしたデモンストレーション形式が行われました。

このデモンストレーション形式では、ピッチ上でサッカーサービスコーチ陣がサッカーサービススクールU-13生に対して実際に指導を行う様子を見ていただくと同時に、参加者の方々に対してトレーニングの推移や意図を解説しながら進められました。

解説を担当したフラン・ルビオコーチからは、予め準備していた現象が発生しなかった場合にも、選手の人数やピッチサイズ等に修正をすることで取り組みたいコンセプトに関する現象を生み出すことの重要性や、メニューありきではなく、目の前の選手たちに合わせる大切さについても伝えられました。

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◆東京会場

テーマ:
現代サッカーにおける狭いスペースの攻略法 


●2016年1月4日(月):講義+ワークショップ形式

「守備的テーマ」について行われた横浜会場に対し、東京会場では「攻撃的テーマ」について行われ、またサッカーサービス指導者クリニック史上初となるワークショップも実施しました。

前半に行われた講義部分では、相手に大きなスペースを与えずにコンパクトな戦術を多く用いる現代サッカーにおいて、そのスペースを個人としてチームとしていかに攻めていくことができるかにフォーカスを当てて行われました。

ゾーンディフェンス、マンツーマンディフェンスといった、相手チームの状況によって何を意識し、どこに配慮しなくてはいけないのか、非常に具体的なプレー状況ごとの攻略法について、サッカーサービスコーチよりイラストや図を用いながら細かく解説されました。

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更にその後のワークショップでは、サッカーサービスコーチより提案された相手の守備状況において、この講義部分で解説された様々な攻略法を基に、指導者としてどのように対応するかなど、小人数のグループに分かれ、それぞれのグループで攻略法を考えていただきました。そしてそれらのアイデアについてサッカーサービスコーチとディスカッションが行われ、様々な考えや意見が飛び交う非常に内容の濃いクリニックとなりました。

サッカーサービスでは指導や育成において正解はないと考えています。このような形で多くの方の多くのアイデアを知ることができ、サッカーサービスにとっても多くの学びある素晴らしい時間となりました。

ご参加いただいた多くの指導者、保護者の方々、ありがとうございました。

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