2016年9月3日

指導者クリニック2016夏実施レポート

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サッカーサービス社は今夏、川崎 [2016年8月8日(月)・9日(火)] 、そして大阪 [2016年8月17日(水)・18日(木)] において、『守備』をテーマにサッカーサービス指導者クリニック2016夏を実施しました。今クリニックでは、日本の育成年代からトップ選手までが抱える課題、問題点についてフォーカスを当てて解説し、サッカーサービスコーチ陣ともディスカッションを行う「講義+ワークショップ」。そしてその問題点を改善するために実際にトレーニングを行う「デモンストレーション」を実施しより理解を深めていただきました。

また本クリニックでは、過去にJFAでの指導経験があるサッカーサービスのフランセスク・ルビオコーチ、そしてフェラン・シビラコーチが担当し、日本選手に対する多くの指導実績を踏まえた上での解説、指導を展開しました。

「サッカーサービス指導者クリニック2016夏」実施内容

◆川崎会場

テーマ:
育成年代の各カテゴリーにおける戦術的コンセプトの発展法~守備的戦術:マークについて~


【講義+ワークショップ形式】2016年8月8日(月)・かわQホール

川崎会場では、守備的戦術である「マーク」を例に、育成年代の各年代で身に付けるべきコンセプトの違い、そしてその発展法が映像やイラストを用いながら詳しく解説がなされました。

また後半のワークショップパートでは、欧州トップレベルの選手から、世界のジュニア年代の選手までを扱った多くの映像を見ながら行われました。その中で参加者の皆さんは、その映像はどのコンセプトについてのものなのか、そしてそのプレーは適切に実行できているのかどうか等、他の参加者の方々と、そして講義を担当したJFAアカデミーでコーチも務めたサッカーサービスのフランコーチともディスカッションが行われました。

また講義の最後には、参加者の方から年代による区分とフィジカルとの関係、また攻撃陣に関するディフェンスの考え方等多くの質問をしていただき、皆さんにはインプットだけでなく、相互に意見交換の場にしていただけたことと思います。

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【デモンストレーション形式】2016年8月9日(火)・富士通スタジアム川崎

前日に実施された「講義+ワークショップ形式」で解説がなされたテーマ『マーク』に含まれる各カテゴリーのコンセプト、そしてそれらのコンセプトをどのようにトレーニングに落とし込むか等、実際のU-15の選手を対象にトレーニングが行われました。

トレーニングではU-10、U-13、そしてU-18の特にセンターバックで求められる『マーク』のコンセプトについて、サッカーサービスのメソッドである「エコノメソッド」に基づいて進められ、目の前での指導を見ていただきながら、同時にその際の注意点、トレーニングがどのように発展しているか等、指導者の方々に解説がなされました。

指導者の方々は、ノルマによってあえて問題を発生させ、そこから問いかけと共に導いていく様子を、熱心にメモを取りつつサッカーサービスコーチ陣の説明に耳を傾けていました。

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◆大阪会場

テーマ:
日本トップ選手のプレーから見る、守備における日本の育成年代の問題点と課題 


【講義+ワークショップ形式】2016年8月18日(水)・J-GREEN堺

「日本トップ選手のプレーから見る、守備における日本の育成年代の問題点と課題」をテーマに行われたこのクリニックでは、実際の試合映像の分析をもとに、日本のトップレベルが抱える守備の問題点にフォーカスを当てて行われました。

監督として修正するべきチームの問題点が存在すると同時に、育成年代で身に付けるべき個人戦術、そしてポジションごとの個人戦術等、個人の戦術が身に付いていないことで生じるミスについても、JFAアカデミーで指導経験のあるサッカーサービスのフランコーチから詳しく解説がなされました。

またワークショップでは、日本にとって改善が必要な守備のコンセプトに注目して映像を見ていただき、どのような問題点がそこに含まれているか他の参加者の方々と、そしてフランコーチとディスカッションが行われました。参加者の方からは、「今まで守備が崩されているときには相手チームの攻撃にしか注目しておらず、こんなに守備の問題点が含まれているとは知らなかった」といった声も挙がっていました。

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【デモンストレーション形式】2016年8月18日(水)・J-GREEN堺

実際のU-16選手を対象に、前日に行われた「講義+ワークショップ形式」でフォーカスされた、日本の育成年代からトップ選手までが抱える守備の課題に関して、その改善を目的としたトレーニングが行われました。

トレーニングでは個人レベルのコンセプトである後方の確認や、チームとしてのコンセプトとなるディフェンスラインのバランス等、計4つのメニューについて取り組まれ、メニューの目的の解説と共に、構築の際の留意点、そしてノルマの目的等についてもサッカーサービスコーチから詳しく説明がなされました。

ご参加くださった指導者、保護者の方々ありがとうございました!

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